- ドライガーデン初心者で作り方が全く分からない
- おしゃれなドライガーデンにしたいけどセンスに自信がない
- 植物や石にお金もかかるし失敗したくない
こんな人向けの記事です。
庭づくりも園芸も初めてだけど…
できるのかな?
大丈夫!
ぼくも完全素人からスタートしたよ。
とは言うものの、テキトーに作っていてはまず上手くいきません。
ぼくは素人にも関わらず見切り発車で作ってしまい、数万する植物(ユッカ ロストラータ)を2本腐らせた経験があります……
その経験から徹底的に勉強し直し、今では写真のようなドライガーデンを完全DIYで作成できるようになりました。
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この記事を書いた人
- ドライガーデン・園芸歴6年目(趣味家)
- アガベを中心に300株ほど保有
- 庭SNS総フォロワー10,000人以上
この記事ではぼくと同じように失敗する人を減らすために、ドライガーデンを作る7つのポイントを徹底解説します。
奥行きなあまりない、狭いスペース向けの作り方を解説!
ドライガーデンを自分の手で作り上げると、大袈裟ではなく人生が変わります。
毎日が充実しますし、植物仲間もできます。
一生付き合える最高の趣味と言っても過言ではありません。
この記事はぼくが6年間毎日庭に出ては試行錯誤してきた、全ての経験と情報を詰め込みました。
ぜひ最後まで読んでいただき、自分だけの最高の庭を作り上げてください。
趣味家の経験に基づく、個人の見解で記事を作成しています。
情報の正誤には最大限の注意を払っておりますが、生き物(植物)ですので絶対はないことをご了承ください。
気になる点がございましたら、問い合わせやインスタDMにてご連絡いただけると幸いです。
おしゃれなドライガーデンの作り方!7つのポイント
- 花壇スペース確保
- 植物選び
- 石選び
- 土作り
- 植物のレイアウト
- 石のレイアウト
- 砂利選び
以上の7つのポイントをおさえることができれば、ドライガーデンで失敗する可能性は下がります。
植物は枯れにくく、おしゃれに作れるようになる!
1つずつ解説していきます。
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①花壇スペースの確保
花壇スペースのポイント
- 最低限の広さがあるか
- 日あたりや風通しは良いか
- 水はけが悪すぎる土地ではないか
植物などを買う前に、まずは花壇を作るスペースを確認しましょう。
ドラガーデンの植物は想像以上に大きくなる品種が多いです。
トゲもあるからスペースや導線を考えないと後悔するよ…
次の植物選びにもつながりますが、将来の大きさをある程度把握して植える場所を選びましょう。
日あたり・風通し・水はけも重要
植える場所は「日あたり」「風通し」「水はけ」が良い場所が理想です。
日あたりと風通しが悪くても育ちますが、病気になりやすかったり、カッコ良い見た目にならなかったりします。
水はけは最重要。
仮に水はけが悪い土地でも、後ほど解説する土づくりである程度は改善できます。
しかしあまりにも悪い場合は暗渠排水など、特別な工事が必要な場合も。
制作予定場所の雨の日の様子を確認しておきましょう。
②植物選び
ドライガーデンの植物選びのポイント
- 耐寒性が最重要
- 将来の大きさを確認
- アガベ・ユッカ・ヤシ・サボテン・オージープランツなどが定番
- Instagramなどで理想の庭をチェック
外に植える以上、必ず確認すべきなのが「植物の耐寒性」です。
植える場所の真冬の最低気温を把握しておいて!
またおすすめはアガベやユッカですが、同じ植物でも品種によって耐寒性やサイズはピンキリ。
必ず調べてから選びましょう。
耐寒性が高い品種やおすすめの植物に関しては、下の記事をご覧ください。
おしゃれで耐寒性のある植物を選ぶには
植物選びはInstagramなどで理想に庭を探して、参考するのが1番早いです。
オーナーさんの住んでいる地域と、自分の住んでいる場所の気候を確認しましょう。
自分の地域が暖かい、もしくは近い気候であれば、参考にすることで失敗するリスクは減ります。
意外と難しいのが植物の「組み合わせ」!
おしゃれに作るには全体のバランスが重要なので、いろんな庭を見て分析してみてください。
③石選び
ドライガーデンの石選びのポイント
- 人気が高いのは「みかも石」
- ネットは配送料が高い
- 近隣のホームセンターや石屋さんを調べる
- 大小様々な石を用意する
ドライガーデンは石が主役と言っても過言ではありません。
石選びで大きく印象が変わるので慎重に選びましょう。
しかし地域によっては中々手に入りずらく、DIYのハードルが高い要因です。
ぼくもみかも石を使いたかったんだけど、ゲットできなかったよ…
ドライガーデンの石の入手先など、詳しくは下の記事をご覧ください。
④土作り
ドライガーデンの土づくりのポイント
- 水はけをよくする
- 土を盛って地面より高く植える
- あまりにも水はけが悪い場合は暗渠排水なども考慮
ドライーガーデンの土に関しては様々な意見があり、これが正解!というのはありません。
真砂土だけで良いという人もいれば、堆肥を入れた方がよい!という人もいるよ。
確実に言えるのは、水はけが良い(水が溜まらない)土壌が理想です。
そのためには穴を深く掘るよりも、地面より高く植える方が重要。
下の記事で実際にぼくの土の配合など、土づくりに関して詳しく解説しています。
⑤植物のレイアウト
植物レイアウトのポイント
- 主役を決める
- 不等辺三角形を意識する
- 植物の将来の大きさを考慮する
- 斜めに植えたりメリハリをつける
- 石とのバランスをとる
- 日当たりをチェックする
上記のように植物のレイアウトのポイントはたくさんあります。
正直慣れやセンスも必要です。
おすすめはインスタやYouTubeなどを見て、真似することかな!
植物のレイアウトに関しても、下の記事で深掘りしているのでご覧ください。
⑥石のレイアウト
石のレイアウトのポイント
- 大小さまざまな石を使う
- 石を土留めに使い高低差を作る
- 地面との設置面を無くす
- 石のA面を表にする
石をうまく使うことで土を盛ることができ、水はけが良くなります。
高低差も生まれるのでメリハリがつき、おしゃれに見える効果も。
植物のレイアウトと同じで、インスタやYouTubeを見て真似してみましょう。
単調な印象にならないよう、試行錯誤してみよう!
ドライガーデンの石の入手先や配置などに関しては、下の記事をご覧ください。
⑦砂利選び
ドライガーデンの砂利選びのポイント
- 人気はサビ砂利
- 石との相性を考慮(同系色がおすすめ)
- 必ず敷く必要はない
砂利を敷くかは人それぞれですが、ぼくは敷く派です。
雑草が生えにくくなったり、雨の泥跳ね予防になったりするよ!
石との相性が悪いと逆に垢抜けない印象になります。
また一度敷くと撤去が大変なので慎重に選びましょう。
サビ砂利が人気ですが、ぼくは上の写真のような粒が大きで荒削りな砂利が好きです。
ドライガーデンとは?ロックガーデンと違う?
ドライガーデンとは、乾燥地帯の植物を使った庭のことです。
アガベやユッカ、サボテンなどメキシコやアメリカ南部などに自生する植物を使用。
乾燥地帯を連想させる石や砂利と組み合わせることで、異国情緒あるれる個性的な庭を作れます。
近年大人気のガーデニングスタイル!
アガベは鉢植えでも爆発的な人気だよね。
近いガーデンスタイルで『ロックガーデン』がありますが、乾燥地帯の植物を使うのがドライガーデンで、石を多く使うのがロックガーデンです。
最近はドライガーデンでも石をふんだんに使う人も多く、ロックガーデンとの境が曖昧になっている印象です。
ドライガーデンのメリット
ドライガーデンのメリット
- おしゃれで個性的
- 水やりがほぼいらない
- 落葉がなく手入れが楽
- 長く楽しめる
ドライガーデンはメリットがたくさんあります。
1つずつみてきましょう。
おしゃれで個性的
まずドライガーデンは見栄えが個性的でかっこいいです。
人気とはいえ、まだまだやっている人は少ない!
ぼくも通行人の人に「すごい庭だね〜」と声をかけてもらえることがあります。
異国情緒あふれる植物たちと、風合いのある石との組み合わせで作るドライガーデン。
見栄えは最高です。
水やりがほぼ要らない
一度植えたらほとんど水やりは必要ありません。
わが家は基本的に雨まかせです。
夏で雨が少ない時にあげるくらい。
他の庭との大きな違いだね!
しかし雨ざらしだとアガベなどの植物は傷みやすい傾向にあるので、屋根などの雨よけをつける人も増えています。
その場合は当然水やりが必要ですが、それでも普通の庭よりは頻度は少なめです。
落葉が少なく手入れが楽
ドライガーデンの多くの植物は落葉が少なく、手入れが楽です。
落ち葉の掃除はほぼ必要ありません。
普通の庭の人は分かると思うけど、落ち葉の掃除って本当に大変…
ご近所さんにも迷惑がかかるし。
落葉が少ないのは普通の庭と比較して大きなメリットです。
長く楽しめる
ドライガーデンの植物は長寿で強健な品種が多いです。
例えばアガベは「センチュリープラント」と呼ばれるけど、何十年も生きるよ!
一度植えればローメンテで一生付き合える庭ができます。
ドライガーデンのデメリット・注意点
ドライガーデンのデメリット
- 植物や石の準備が大変
- 怪我をする可能性がある
- 植物が大きくなる
- 耐寒性を考えないと枯れる
- 庭にいる時間が長くなる
ドライガーデンもメリットばかりではありません。
1つずつ解説していきます。
デメリットまでしっかりと把握して、自宅の庭に本当にふさわしいのか検討しましょう。
植物や石の準備が大変
ドライガーデンの植物は高価ですし、石もそれなりにお金がかかります。
トゲがあるモノも多いし、重量もあるから運ぶのも大変。
DIYとなると準備にそれなりの費用と労力がかかる覚悟が必要です。
近頃はドライガーデンを得意とする造園業社さんも増えてきたので、プロに相談するのも手段の1つです。
怪我をする可能性がある
植物の特性上、怪我をする可能性も十分にあります。
ぼくも植え込み作業や草抜きでトゲが刺さり、何度も流血しています。
子供やペットは本当に要注意!
安全面には十分に配慮してください。
植物が大きくなる
他の植物でもいえることですが、ドライガーデンの植物は大きくなる品種が多いです。
多くの人が後から後悔するポイント。
剪定して小さくするのが難しい植物が多く、本当に注意が必要です。
将来の大きさをしっかり調べて、余裕を持ったレイアウトを考えましょう。
耐寒性を考えないと枯れる
植物の耐寒性と住んでいる地域の気温を把握していないと、冬で全滅する可能性もあります。
例えば同じアガベでも、寒さに強い品種と弱い品種がいるよ。
寒さに強い品種やおすすめの植物に関しては、下の記事をご覧ください。
庭にいる時間が長くなる
ドライガーデンにハマってしまうと、時間がいくらあっても足らなくなります。
冗談抜きに仕事や家庭のことに支障をきたすレベルです。
楽しすぎるがゆえの、見落としがちなデメリット…
家族の了承を得て、バランスをとってトライすることをおすすめします。(切実)
ドライガーデンを花壇ではなくプランターで作る
ここまで読んで、
- うちにはスペースがない…
- DIYはちょっと大変そう…
- もう少し気軽に楽しみたい…
こう思った人もいますよね。
そんな人は花壇ではなく、プランターや鉢植えで楽しむのもおすすめです。
地植えに比べて植物は巨大化しにくいし、移動もできるから寒さに弱い植物でも育てやすい!
なかなか踏み出せない人は、まずは費用も労力も少なくすむプランターではじめてみましょう。
ドライガーデン作りに関するよくある質問
- ドライガーデンの石はどこで買うの?ホームセンターにある?
-
ホームセンターや石屋、造園業社から購入可能です。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
- ドライガーデンにおすすめのアガベは?
-
パリー、オバティフォリア、アメリカーナなどが耐寒性が高くおすすめです。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
- ドライガーデンにオリーブは合う?
-
オリーブなどのオージープランツを組み合わせるドライガーデンもあります。
高さも出せますし小さい葉がメリハリを生むのでおすすめです。
- ドライガーデンとロックガーデンの違いは?
-
乾燥地帯の植物を使うのがドライガーデンで、石を多く使うのがロックガーデンです。
最近は境目が曖昧になりつつある印象です。
- ドライガーデンの植物の販売店はどこ?
-
園芸店はもちろん、店舗がなくてもインスタなどで直販売している人も多いです。
メルカリやヤフオクでも多く出品されているのでチェックしてみましょう。
- ドライガーデンにおすすめのフェンスは?
-
個人的にはウッド、もしくはモノトーン系のフェンスがおすすめです。
わが家は黒フェンスですが、植物が立体的に見え高級感が増しているように思います。
- ドライガーデンにおすすめの低木は?
-
金鯱などのサボテンやアガベが定番です。
オージープランツの低木を混ぜるとまた違った印象になります。
- ドライガーデンは土壌改良必要?土の配合は?
-
水はけが悪い土地であれば土壌改良や土の入れ替え、盛土が必要です。
わが家ではボラ土や真砂土を中心にくん炭、バーク堆肥などを混ぜています。
- ドライガーデンの土留めはどうやるの?
-
石、もしくはレイズドベッドで土留を行う場合が多いです。
そうすることで高さも出せます。
レイズドベッドとは木やブロックで周りを囲んで、土留めを作った植栽スペースのことです。
- ドライガーデンは日当たりの悪い北側でも大丈夫?
-
北側でも育っている例をインスタなどではよく見かけます。
しかし生育不良、根腐れなどが発生する可能性は上がると思います。
- ドライガーデンの砂利はどんなのがおすすめ?
-
人気なのはサビ砂利ですが、石との相性が重要です。
個人的には石と同系色の砂利がおすすめです。
- ドライガーデンは雪国でもできる?
-
住んでいる地域の最適気温をクリアできる品種であれば、養生次第で越冬できます。
茨城や栃木あたりまではドライガーデンを作っている人を多く見かけます。
東北以北は難しい場合が多いかもしれません。
- ドライガーデンに防草シートは必要?
-
必須ではないと思います。
砂利を敷けば雑草はある程度抑制できるので、わが家は敷いていません。
まとめ:ドライガーデン作りはコツを押さえれば失敗しない
ドライガーデン作りの7つのポイント
- 花壇スペース確保
- 植物選び
- 石選び
- 土作り
- 植物のレイアウト
- 石のレイアウト
- 砂利選び
今回はドライガーデンを作る7つのポイントを中心に解説しました。
上記を参考に作れば、大きなミスは起こりにくはず!
植物も高価だし失敗したくないよね。
ドライガーデンづくりは人生に充実感を与えてくれる最高の趣味です。
ぜひこの記事を参考に、毎日眺めたくなる最高の庭を作ってみてください!
趣味家の経験に基づく、個人の見解で記事を作成しています。
情報の正誤には最大限の注意を払っておりますが、生き物(植物)ですので絶対はないことをご了承ください。
気になる点がございましたら、問い合わせやインスタDMにてご連絡いただけると幸いです。